星虫
岩本 隆雄 / 朝日ソノラマ
ISBN : 4257769076
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文庫: 383 p ; サイズ(cm): 15 x 11
内容(「BOOK」データベースより)
宇宙に憧れ、将来は宇宙飛行士としてスペースシャトルを操縦することを夢見る高校生・氷室友美。そんな彼女が夏休み最後の夜に目にしたのは、無数の光る物体が空から降ってくる幻想的な光景だった。後に"星虫"と呼ばれるこの物体は、人間の額に吸着することで宿主の感覚を増幅させる能力を持った宇宙生物で、友美もすっかり星虫に夢中になってしまう。ところが、やがて人々の額で星虫が驚くべき変化を始めて―。幻の名作が大幅な加筆の上、復活。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
岩本 隆雄[Iwamoto Takao]
4月6日生まれ。大阪府在住。第1回ファンタジーノベル大賞の最終選考に『星虫』が残りデビューするも、すぐに10年の休眠に入る。今回のリメーク版『星虫』が、作者の目覚めの証になるかどうかは不明。未だ寝ぼけ気味。…ひっとして,これ、夢?
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第1回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作、1990/7 新潮文庫より出版される。その後一度絶版になるも、朝日ソノラマより大幅な加筆の上2000/06に復活した作品。 今現在は、多分まだ入手可能だと思う(^^ゞ
文章表現といえばそれほど凝った内容でもない気がするし、もしかすると今時のライトノベルより見劣りしてしまうかもしれない。ハズカシイぐらいにストレートなお話だけど、だからこそ純粋な気持ちを思い出す・・・という感じでついつい読み返してしまう。読み終わると爽やかな気分になる作品で、なぜか夏になると読み返したくなって本棚から取り出す。そして今年も。
その他の作品:
鵺姫真話、イーシャの舟、鵺姫異聞、ミドリノツキ〈上〉〈中〉〈下〉
↑星虫のストーリーとリンクしてたりして、それぞれに味がある。それぞれ全体的なストーリー展開とかキャラがカワイイ。もし学生の時に読んでいたら、人生観や目標が変わったかも?とも思う。でも、この人の作品はきっと好きか嫌いかはっきり分かれるような気がする。そして、一度10年ぶりに復活してから数作出た後にまた休眠に入った? 出版社のHPでたびたび新刊予定リストに上がるのに、今だに新作が出ていない。一部アニメ化というウワサもたったけど立消え・・・(・・;)